乾式グルービング工法

グルービング工法とは、スリップ事故を防ぐため、道路の路面に溝を刻む工法です。
一般的に路面に加工を施すとき、カッターを冷却するために水を使いますが、水を使わず(=乾式)圧縮空気で冷却する工法が乾式グルービング工法です。

グルービングの用途

一般道路、高速道路、トンネルなどの滑り止めの他に、下り坂T字路の飛び出し防止、ガソリンスタンドなどでのオイルスリップ防止にも有効です。

さらに、走行音の変化により、速度超過や居眠りの防止、暴走族のローリング防止対策に有効です。

効果

乾式グルービングの効果

このように乾式グルービング工法は、現場環境に配慮したクリーンな作業ができ、リサイクルの幅を広げられますので、昨今話題となる環境問題や再利用を謳ったエコロジー極めた画期的な工法といえます。

施工基本パターン

施工パターンには、縦型安全溝と横型安全溝があります。縦型安全溝は、車走行の安定性を向上させ、雨天の時のハイドロプレーニングを抑止できます。
横型安全溝は、車の制動距離を短縮でき、走行音の変化による居眠りなどの警告合図になります。また、雨天のときのハイドロプレーニング抑止にも効果があります。

縦型安全溝
縦型の溝はカーブ、斜面、横風を受けやすい直線道路、陸橋などに適しています。カーブなどでは、タイヤのグリップ力を高めコーナリング時の操縦の安定化。直線道路では横風への抵抗力をもたせてスリップ事故を防止します。
横型安全溝
横型の溝は走行時にタイヤから伝わる音と振動により、道路では居眠り運転の防止、減速を促す際の警告などに実施。交差点・横断歩道、料金所などの手前に施工した場合、雨天時の濡れた路面で制動距離を短縮することができます。

施工パターン例

パターンを組み合わせることで、いろいろな用途に合わせた施工が可能です。

パターン例

乾式工法のメリット

グルービングを乾式工法で行う利点は、省スペース環境に対して優しいところです。
乾式工法では、給水車やバキュームカーが不要なので、作業エリアを小さくでき、交通渋滞を緩和できます。
水を使わないので、汚水がでません。切断した切粉はその場で集塵しますので、環境に優しい工法となります。

工程

着工前

施工中1

施工中2

施工中3

施工後

グルービング工法の画像

現場の工程風景

長い下り坂のスピード抑制、スリップ防止及び凍結防止の事故対策として「乾式グルービング工法」を施工しています。

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